幸せを売る仕事

なにわ男子にはまった。

 

今までアイドルにはまったことがなかったので、戸惑いながらも日々が幸せで仕方がない。

仕事終わりに「あ、火曜日だからYouTube見よう」とか「18時過ぎてるから今日の日刊更新されてるかな」と思えることがこんなに幸福感があるとは思わなかった。

仕事と私生活以外に、もう一つ「なにわ男子」というカテゴリーの時間ができた。やることが1.5倍になって忙しいはずなのに、仕事も普段の生活もるんるんで過ごせている。

 

ファンクラブにも初めて入った。

メッセージ動画とか写真とか、たくさんあって、どうやら年賀状まで貰えるようで、さすがに幸せ過ぎる。

 

日々いろんな形で幸せを提供してくれるので、これがアイドルか!となっている。アイドルは夢を売る仕事、と昔から言われているけれども、幸せを売る仕事でもあるなあと実感する。売るっていうか、コンテンツによっては無料で提供してくれているものもあるので、もはや幸せ配り状態。申し訳ないほどの供給に溺れそうになっている。

 

アイドルにはまったのははじめてだけど、触れるコンテンツひとつひとつのことははじめてではないことも多い。

例えばCDを手に取ったときの高揚感は、今までも好きなアーティストのCDで感じたことがあったし、レギュラー番組やYouTubeの更新を楽しみにする感覚は、好きなテレビ番組や続きが楽しみなドラマやアニメで何度も感じたことがある。

そういう思い出は全部、幸せな思い出だし、あのバンドのCDを買った時も、はじめてライブで生で聞いたときも、あの芸人の出演番組を追いかけているときも、あのドラマを夢中で見ていた時も全部幸せだったけど、今回はそのどれも超えている。

 

この違いは何か考えるのは、というかそもそも貰った幸せの大小を比べるのは野暮かもしれないけれど、どうしても考えたくなった。

 

結論から言うと、答えは出ていない。

正確に言うと、たくさんの要素は浮かんでいるけれど、しっくり来ていない。

なのでこうしてブログを書くことで、人の目に触れる文章にすることで自分の中で言語化できればいいなと思っている。

とりあえず、好きなところ、幸せに感じたポイントをたくさん書きたい。

 

なにわ男子の魅力はたくさんある。

かっこいいし、かわいいし、曲も好きだし、明るくて見ていて楽しい。

同世代で、同じ関西ということもあってなのか、面白いと感じる部分も多い。

それぞれの個人としても魅力がある。

西畑さんは、The赤。黙っていても後ろにいても端っこにいても見てしまうような、得も言われぬ魅力がある。

流星くんは、かわいくてかっこいい。ダンスも素敵だし、お芝居しているところも好き。あと面白い。

長尾くんは、かわいい。のにふとしたときにかっこいい。魅せ方が上手だし、こちらの需要を分かったような振る舞いがかわいい。

みっちーは、美しい。あと、アイドルというものが好きなんだろうな、と感じさせてくれるところも魅力的。

高橋さんは、イケメン。あと歌声に色気があって、彼のパートがあることで曲が一気に色づくような声。

丈くんは、The陽。冷たい陽じゃなくって、周りを巻き込む温かさのある陽。あと声が甘くて優しい。

大橋くんは、パフォーマンスが素敵。あと、笑顔も素敵だけど、真顔や真剣な顔に引き込まれるような魅力がある気がする。

 

改めて書いてみると、個人個人が魅力的で「なにわ男子」という、アイドルという箱と関係なく輝きのある人たちだなあと思う。でもその箱がなければ私が彼らを知ることはなかったかもしれないし、例えば「俳優西畑大吾」がいて、ファンになっていたとしても、ここまでの幸せを感じることはなかっただろうなと思う。

個人でも輝きはあるのだけれど、ひとたびアイドルという箱に入ると、その輝きとはまるで種類の違う魅力を纏う人になる。同じ人なのに、自分の輝きを商品として売る人から、幸せを売る人に変わる気がする。

そう考えるとアイドルは不思議な職業で、昔から夢を売る仕事、なんていう抽象的な言い方で言われているのも頷ける。なんというか、よくわからない仕事だなと。

 

私は前からこの事務所の方たちを応援していたわけではないのでわからないけれども、色々な問題がある中で、彼らを取り巻く環境は、彼らが憧れた人たちとは変わってしまうんだろうなと思う。もしかしたら、アイドルという箱は今までのように長くは続かないのかもしれない。

だからこそ、せっかく見つけた彼らが、アイドルをしてくれている貴重な時間のうちに、くれる幸せをたくさん買いたいなと思う。